スマホ代を見直したいと思って「格安SIM」を調べ始めたものの、20社以上あるサービスの料金を1つずつ比較するのは正直しんどい。各社の公式サイトを行ったり来たりしているうちに、結局どこが一番安いのかわからなくなった――そんな経験はないだろうか。
この記事では、2026年3月時点で主要な格安SIM20社の料金プランをデータ容量別(1GB / 3GB / 10GB / 20GB / 無制限)の一覧表にまとめた。帯域ごとの最安値がひと目でわかるので、自分の使い方に合った最安プランをすぐに見つけられる。
> この記事でわかること
> – 格安SIM20社の料金を容量別に一覧比較
> – 1GB〜無制限まで、各帯域の最安プランはどこか
> – 料金だけで選ぶと失敗する理由と注意点
> – 用途別のおすすめ格安SIM
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格安SIM20社の料金比較に入る前に|3つの前提知識
料金表を見る前に、比較の精度を上げるための前提を3つ押さえておこう。
1. 「音声通話SIM」の月額料金で統一
格安SIMには「データ専用SIM」と「音声通話SIM」の2種類がある。この記事ではスマホのメイン回線として使う想定で、すべて音声通話SIM(電話番号付き)の月額料金を掲載している。データ専用SIMはこれより100〜300円ほど安いケースが多い。
2. 割引適用前の「定価」で比較
家族割、光回線セット割、PayPayカード割など、各社が用意している割引は条件が複雑で人によって適用可否が異なる。この記事では割引なしの定価(税込)で統一比較している。割引を適用すればさらに安くなる可能性があるが、まずは定価で比較するのがフェアな見方だ。
3. キャンペーン価格は含めない
「最初の6ヶ月半額」などのキャンペーンは時期によって変わるため、比較対象に含めていない。長期的なランニングコストで判断することをおすすめする。
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【一覧表】格安SIM20社の料金比較(2026年3月最新)
まずは20社すべての料金を横断的にまとめた全体比較表を掲載する。
対象20社
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【容量別】格安SIM料金比較一覧表
① 1GB以下の最安プラン比較
データ使用量がほとんどない人、Wi-Fi中心で外出先ではほぼ使わない人向けの帯域だ。
1GB以下の最安値:日本通信SIM「合理的シンプル290プラン」の月額290円
電話番号を維持するだけなら月額290円で持てる日本通信SIMが圧倒的に安い。ただし通信速度はMVNO水準なので、速度を重視するなら基本料0円のpovo 2.0で必要なときだけトッピングする方法も有力だ。
> 関連記事: 1GB以下の格安SIMランキング|月額500円以下で持てるのはどこ?
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② 3GBプランの料金比較
LINEやメール中心で、たまにWebブラウジングをする程度のライトユーザーに最適な帯域。日本のスマホユーザーの約4割が月3GB以内に収まっているというデータもある。
3GBの最安値:日本通信SIM 月額730円(合理的シンプル290プラン+1GB追加220円×2)
単体プランとしてはHISモバイルの770円、NUROモバイルの792円が最安クラス。ただし回線品質を考慮するなら、LINEMOの990円がコスパ最強だ。ソフトバンクのメイン回線と同等の通信品質でこの価格は破格である。
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③ 10GBプランの料金比較
SNSや動画視聴をそこそこ楽しむ中容量ユーザー向け。YouTubeを標準画質(480p)で1日1時間見ると月約15GB消費するので、動画は控えめに使う人に向いている。
10GBの最安値:HISモバイル 月額1,340円
HISモバイルが1,340円で最安。IIJmioの1,400円、NUROモバイルの1,485円が続く。ここでも回線品質とのバランスではLINEMOの2,090円が安心感のある選択肢だ。
> 関連記事: 10GBの格安SIMランキング|コスパ最強はどこ?
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④ 20GBプランの料金比較
動画・SNS・音楽ストリーミングを日常的に使う標準〜やや多めのユーザーに最適な帯域。テレワークやオンライン会議が多い人もこのあたりが目安になる。
20GBの最安値:日本通信SIM「合理的みんなのプラン」月額1,390円
20GB+5分かけ放題がついて月額1,390円は業界最安水準。通話をよくする人にとっては実質的な最強プランだ。通話不要でデータ重視なら、IIJmioの25GB/2,000円やイオンモバイルの20GB/1,958円も魅力的。
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⑤ 大容量・無制限プランの料金比較
動画を大量に見る人、テザリングでPC接続する人、データ容量を気にせず使いたい人向け。
無制限の最安値:楽天モバイル 月額3,278円
データ無制限で使える格安SIMは楽天モバイルのみ。月額3,278円でデータ使い放題、さらにRakuten Linkアプリを使えば国内通話も無料になる。50GBで足りるなら日本通信SIMの2,178円が圧倒的コスパだ。
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【用途別】20社から厳選!おすすめ格安SIMはここ
料金表だけでは自分にどれが合うかわかりにくい。ここでは利用スタイル別に、筆者がおすすめする格安SIMを紹介する。
とにかく安くしたい人 → 日本通信SIM
月額290円からスタートできる圧倒的な安さ。20GBプランも1,390円と業界最安クラスで、5分かけ放題まで付いてくる。ドコモ回線のMVNOなのでエリアの心配も少ない。ただし昼12時台の速度低下は覚悟が必要だ。
速度と安さを両立したい人 → LINEMO
ソフトバンクのメイン回線を使うため、MVNOにありがちな昼休みの速度低下がない。3GBまで990円、10GBまで2,090円と料金設定もシンプル。LINE使い放題(LINEギガフリー)も地味に嬉しい特典だ。
データ使い放題がいい人 → 楽天モバイル
20GB超えたら月額3,278円で無制限。楽天市場でのポイント還元率もアップするので、楽天経済圏のユーザーなら実質的にさらにお得になる。通話もRakuten Linkで無料。2026年現在、プラチナバンドの整備も進み、地下やビル内のつながりやすさが大幅に改善されている。
スマホをあまり使わない人 → povo 2.0
基本料0円で回線を維持できるのはpovoだけ。必要なときに1GB/390円(7日間)をトッピングすればいいので、Wi-Fi中心の生活なら月額数百円で済む。サブ回線としても最適だ。ただし180日に1回はトッピング購入などの課金が必要な点に注意。
家族で乗り換えたい人 → ワイモバイル or UQモバイル
家族割やセット割の恩恵が大きいのはサブブランド。ワイモバイルは家族割で2回線目以降が毎月1,100円引き、UQモバイルは自宅セット割(auひかり等)で大幅割引になる。定価はMVNOより高めだが、割引後はMVNO並みの料金になるケースも多い。
中容量をとにかく安く → IIJmio
2026年3月の料金改定で、5GB/950円、10GB/1,400円、15GB/1,600円と業界トップクラスの安さを実現。端末セット販売も充実しており、スマホの買い替えと同時に乗り換えたい人にも向いている。
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格安SIM選びで料金以外にチェックすべき5つのポイント
料金が安いからといって飛びつくと、後悔する可能性がある。以下の5点は必ず確認しておこう。
1. 通信速度(特に昼12時台)
MVNOは回線をキャリアから借りているため、利用者が集中する昼12〜13時に速度が大幅に低下する傾向がある。速度重視なら、キャリアサブブランド(UQモバイル・ワイモバイル)またはオンライン専用プラン(ahamo・LINEMO・povo)を選ぶのが安全だ。
> 関連記事: 格安SIM通信速度ランキング15選|実測データで徹底比較
2. 回線エリア
ドコモ・au・ソフトバンクのどの回線を使っているかで、つながりやすさが変わる。自分の生活圏(自宅・職場・通勤経路)でどの回線が強いかを事前に確認しよう。各キャリアの公式サイトでエリアマップをチェックできる。
3. かけ放題オプション
通話をよくする人は、かけ放題オプションの有無と料金を確認。日本通信SIMやahamoは5分かけ放題が基本料に含まれているのでお得だ。完全かけ放題は各社1,650〜1,980円程度が相場。
4. データ繰り越し
使い切れなかったデータ容量を翌月に繰り越せるかどうか。IIJmio、mineo、UQモバイル、ワイモバイルなどは繰り越し対応している。ahamo、LINEMO、povo、楽天モバイルは繰り越し非対応だ。
5. 契約期間・違約金
2026年現在、ほとんどの格安SIMで最低利用期間や違約金は撤廃されている。ただしMNP転出手数料(無料のところが多い)や、SIM発行手数料(220〜440円程度)がかかるケースがあるので確認しておこう。
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格安SIMへの乗り換え手順|たった3ステップ
「安いのはわかったけど、乗り換えが面倒そう」と感じる人も多いだろう。実は2026年現在、乗り換えは驚くほど簡単になっている。
ステップ1:MNP予約番号を取得(不要な場合も)
2023年5月から導入された「MNPワンストップ」により、多くのキャリア間ではMNP予約番号が不要になった。対応しているキャリアから対応しているキャリアへの乗り換えなら、転出元に連絡することなく手続きが完了する。
ステップ2:乗り換え先で申し込み
公式サイトまたはアプリから、本人確認書類(マイナンバーカード or 運転免許証)をアップロードして申し込む。eSIM対応端末なら、最短即日で開通可能だ。
ステップ3:SIMの挿し替え・初期設定
物理SIMの場合は届いたSIMカードを端末に挿し替え、APN設定を行えば完了。eSIMならQRコード読み取りだけで設定できる。所要時間は10〜15分程度。
> 関連記事: 格安SIMの乗り換え完全ガイド|手順・注意点・ベストタイミングを解説
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【2026年版】格安SIM料金の最安値まとめ
最後に、容量帯ごとの最安プランをまとめておく。
「とにかく最安」なら日本通信SIM、「安さ+速度」ならLINEMOかahamo、「使い放題」なら楽天モバイル。この3つの軸で選べば、まず失敗しない。
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格安SIM料金比較でよくある質問(FAQ)
Q. 大手キャリアから格安SIMに乗り換えるとどれくらい安くなる?
大手キャリアの平均月額は約7,000〜8,000円。格安SIMの3GBプランなら月額800〜1,000円程度なので、年間7万〜8万円の節約が可能だ。
Q. 格安SIMは通話品質が悪い?
音声通話はキャリアの回線をそのまま使うため、通話品質は大手キャリアと同等だ。ただしLINE通話などのVoIP(インターネット通話)はデータ通信速度に依存するため、MVNOの昼時間帯は品質が落ちる可能性がある。
Q. 格安SIMでもiPhoneは使える?
使える。SIMフリーのiPhoneであれば、ほぼすべての格安SIMで利用可能。2021年10月以降に発売されたキャリア版iPhoneはSIMロックがかかっていないので、そのまま乗り換えできる。
Q. 2台持ち(デュアルSIM)におすすめの組み合わせは?
メイン回線にLINEMOやahamo、サブ回線にpovo 2.0(基本料0円)がコスパ最強の組み合わせ。通信障害時のバックアップにもなるので、リスク分散としても有効だ。
Q. 格安SIMの料金は今後さらに下がる?
2026年現在、MVNOの接続料(キャリアに支払う回線レンタル料)は毎年引き下げられており、料金はゆるやかに下がり続けている。IIJmioの2026年3月改定のように、既存ユーザーにも値下げが適用されるケースも増えている。
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まとめ|自分の使い方に合った格安SIMを選ぼう
格安SIM20社の料金を容量別に比較した結果、最安値はほぼすべての帯域で日本通信SIMが獲得した。ただし、料金の安さだけで選ぶのはおすすめしない。
まずは自分が毎月どれくらいデータを使っているかを確認し(各キャリアのマイページで確認可能)、その容量帯の料金表を見て候補を2〜3社に絞ろう。そこから通信速度やオプション内容で最終判断するのが、失敗しない格安SIM選びの鉄則だ。
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> – 格安SIMの乗り換え完全ガイド|手順・注意点・ベストタイミングを解説
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*この記事は2026年3月19日時点の情報に基づいています。各社の料金プランは予告なく変更される場合があります。最新の正確な料金は各社の公式サイトでご確認ください。*
執筆: 南米おやじ
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